FXには「デモトレード」なるものが存在し、実際に本番の取引をする前に練習出来るシステムがあります。
「いきなり取引を始めるのは怖い」
という人には最適なシステムですが、このデモトレードには意外な落とし穴があるのです。
今回はデモトレードと本番の取引との違いについて解説していきます。
デモトレードとは?
デモトレードとは、仮想のお金を使い無料で取引の練習を行うことです。
初めてFXの取引を行うとき誰しもが不安です。
そこでデモトレードを使い取引の練習を行うことで本番さながらの取引が行えます。
- そもそも取引方法が分からない
- 一回も注文したことがないから分からない
こんな人にはデモトレードは強い味方であり練習になります。
しかし、このデモトレードにはFX初心者がハマってしまう罠が存在するのです。
デモトレードと本番の違い
デモトレードと本番の取引には大きな違いがあります。
以下では3つの違いを解説しています。
実際に資金を使うか使わないか
まず一つ目は、実際に自分の資金を使って取引をするかしないかです。
デモトレードでは全ての取引が仮想のお金なので、損をしても利益をあげても自分の資産に影響はありません。
本番の取引になると実際に損をしたりすれば自分の資金が減るわけです。
ここが大きな違いになってくるでしょう。
利益が発生しない
デモトレードで実際に勝利して利益を上げても、当たり前ですが一円も入ってきません。
つまり、いつまでもデモトレードで取引していても本番の取引で利益を上げなければ意味がありません。
デモトレードはあくまで練習であり、デモトレードに時間と労力を費やすよりもある程度の取引方が分かれば低ロットで早めに実践に移行した方が良いでしょう。
決定的な違いは緊張感
デモトレードと本番の取引の決定的な違いは「緊張感」です。
デモトレードは、実際にお金を使用しないので緊張感は皆無。
デモトレードで100万損しようが200万損しようが、自分の資金には何の影響も無いわけですから。
緊張感の無いトレードをしていてもスキルが上がることはありません。
本気で勝ち続ける為にトレードスキルを上げていきたいのであれば緊張感のあるトレードをしていく必要があります。
初心者がデモトレードでハマる罠
初心者がデモトレードで上手く取引できても本番では上手くいかないというのはよくある話です。
以下では、その理由を解説しています。
デモトレードは大胆になりやすい
デモトレードは仮想のお金を使用して取引するわけなので、当然自分の資金が減ることも増えることもありません。
そのため取引が大胆になりやすく、結果として大きな利益を上げてしまうことがあります。
しかし、いざ本番の取引になると損切りがなかなかできなかったりしてしまうのです。
デモトレードは、自己資金では無いので大きな金額をかけてしまうのが初心者が陥りやすい罠だと言えるでしょう。
デモトレードで勝利しても本番で上手くとは限らない
デモトレードの取引で勝利しても、いざ本番の取引になると全く上手くいかないという人は非常に多いです。
では、なぜこんなことが起こってしまうのでしょうか?
その原因が上記で説明した「緊張感」である精神面の部分なのです。
投資の世界で勝つ為に最も重要と言っても過言ではないのが人間の精神面、すなわちマインドの部分です。
投資の世界で成功している人はほぼ例外なくどんな場面でも冷静で、的確な判断ができて、勝負所をわかっていて、リスク管理もできて、知識もあって、何が起きても一切ぶれない高いレベルのトレーダーマインドを構築している人です。
しかし、残念ながら仮想通貨で行う何の責任もないデモトレードではこのマインドという面が全く鍛えられません。いくらデモトレードを繰り返しても精神面を上げる為の経験値は一切もらえないので、デモトレードによって知識は増えても精神面は鍛えられず結果的に本番の取引では全く利益を上げられないという事態に陥ってしまうのです。
デモトレードで練習しても無意味
デモトレードはしないことをオススメします。
いつまでもデモトレードだけで取引していてもはっきり言って無意味です。
FXに必要なのは実践的な取引とどんな時も冷静でいられるマインドです。
これは本番の取引でしか鍛えられないものなので早めに実践的な取引をして精神面を鍛えましょう。
少額からでもリアルトレードを!!
少額からでも本番の取引をしていくことで人は成長していきます。
デモトレードで100万損しても心にはなんのダメージもありませんよね。
リアルトレードではお金が損をする可能性がある分真剣になれるし、反省もします。
少額からでも取引することで緊張感が保てるのです。
以下は、少額からでも取引ができるFX会社です。
国内FX会社:DMM FX
海外FX会社:XM
これらのFX会社はいずれもサポートが充実しており、初心者でも始めやすいのが特徴です。
実際に自分のお金を使って取引をしていくことで学べることはたくさんあります。
まとめ
今回は、デモトレードと本番のトレードの違いについて解説してきました。
デモトレードは取引の仕方を学ぶのには最適ですが、いつまでもデモトレードで練習ばかりしていては無意味です。
少額からでも良いのでリアルトレードで実践を重ねていき成長していくことをオススメします。
コメント