安全投資の罠⁉︎今投資を始めることがどれだけ危険かを説明します

コラム

 

2月16日、日経平均株価が1990年8月1日以来30年半ぶりに高値を更新したのはご存知でしょうか。

欧州市場の上昇に加え、新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復が投資家の心理を動かしたと言われています。

日経平均株価と合わせて、ダウやNASDAQ、SP500等の米国の株式市場も好調を維持しており、全世界に目を向けても景気が上向いている状況です。

この流れに乗って、投資を始めようとしている人が多いと思いますが、本当に今投資を始めても問題ないのでしょうか。

今回は、今の状況下で投資を始めることの危険性を説明します。

 

今、投資を始めることの危険性

日経平均株価が高値を更新することで、投資家によっては大きな利益を出している人もいます。

そんな人の話を聞くとついつい投資を始めてみたくなりますよね。

しかし、そんな安易な気持ちで投資を始めるのは危険です。

それはなぜか、、「日経平均株価が好調だから投資を始めよう」と考える人は目先の利益を求めている人が多いからです。

もし現状がバブルだったとすると、バブル崩壊は必ず訪れます。

バブルが崩壊した時、株式市場は下がり続ける暗黒時代へと変貌します。

バブル時代から暗黒時代に変わった時、投資資産は減り続けてしまうということです。

安易な気持ちで投資を始めることはとても危険だと思いませんか?

2020年の新型コロナウイルスの暴落(コロナショック)で投資資産を減らしてしまった投資家と同じことが起こってしまいますよ。

 

初心者がやりがちな投資手法

投資を始める初心者の人が「まず初めに」と思って選ぶ投資商品は「投資信託」や「指数連動のETF」ではないでしょうか。

理由は安全だからです。

しかし何故かすぐにお金が増えると思って投資していることも事実なんです。

この2つは長期目線で利益を目指す商品なので、そもそも短期目線で利益を求めるのには不向きの商品であることを理解しましょう。

 

投資信託とは

多くの投資家から資金を集めて、その資金を株や債券、不動産に投資する商品です。

個人ではなくプロの運用家(ファンドマネージャー)が代わりに運用してくれるため、初心者でも投資しやすい商品とされています。

株式投資は一つの銘柄に投資しますが、投資信託は複数の銘柄が組み合わさった商品に投資するため、リスク分散できるメリットがあります。

 

ETF(上場投資信託)とは

仕組みは投資信託と同じですが、投資信託との違いは上場しているかどうかという点です。

投資信託と同様にリスク分散ができる商品となっています。

 

投資信託、ETFにもリスクはある

安定しているという理由から初心者は投資信託やETFを選びやすい傾向があります。

しかし、投資信託、ETFともにベンチマークとなる、あらゆる指数(日経平均株価、TOPIX等)や目標指標に連動するようにファンドマネージャーが運用しています。

世界的にも指数が上昇しているからという理由で安易に投資すると、商品カテゴリーの指数が下がった時、そのカテゴリー内の個別銘柄の株価も下がっているので、投資資産の評価額は下がってしまいます。

投資は元本割れのリスクは常に隣り合わせで、「安定しているから」という理由だけで選ぶのはとても危険ということです。

 

投資をするならまずは勉強をすること

投資をする上で一番大事なのが、「勉強すること」です。

「初心者でも簡単に稼げる」なんてあり得ません。

投資には必ず「リスク」があります。

そのリスクを理解しコントロールした上で投資をすることが大事です。

そして、投資で利益を出すためにはリスク分散をすることが望ましいのです。

しかしリスク分散といっても、同じような投資商品、同じような投資手法で投資した場合、資金を分散させてもリスクは分散できていません。

例えば、投資信託とETFで投資資金を分散させても、性質が似ている商品のため、選ぶ商品によってはリスク分散にはなりません。

リスク分散させるには、投資商品や投資手法を分散させることが一番望ましいです。

そうなったとき、必要になるのが「勉強すること」になります。

 

リスク分散に望ましいのは仮想通貨やFX!?

投資のリスク分散先の候補の一つに「仮想通貨」や「FX」が挙げられます。

その理由は、投資信託を含む個別株とは全く異なる性質だからです。

しかし、全く別の性質だからこそ、勉強は必要です。

個別株で利益を上げている人でも、仮想通貨やFXでは損失を出している人もいます。

もちろん逆パターンの場合もあります。

 

仮想通貨とは

日本円やアメリカドルのように中央銀行が存在せず、国や金融機関の保証がされていないデジタルデータ上で存在している通貨のことです。

通貨の種類は豊富で、通貨ごとに価値が異なります。

通貨によっては価値が上昇し続けているものもあります。

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FXとは

ある国の通貨を別の通貨に交換するときに発生するときに発生する差益を狙うトレードのことです。

海外旅行に行くときに為替レートを気にすると思いますが、その変動する為替レートに基づいてトレードを行います。

国(通貨)によっては為替の状況は異なります。

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まとめ

日経平均株価が30年半ぶりに高値を更新した今、安定しているという「投資信託」や「ETF」は本当に安定なのでしょうか。

現状がバブルだったとしたら、いずれ崩壊します。

その崩壊がきた時、安定だと思っていた資産が一気に減ってしまう可能性があります。

投資をすること自体はとても良いことですし、多くの人が始めるべきことだと思います。

しかし、「安定」という言葉だけで投資をすることはリスクがあります。

投資を始めるのであれば、しっかりと勉強しましょう。

勉強をすることで、知らなかった投資手法を学ぶことができることで、リスク分散に繋がります。

リスク分散をメインで考えるならば、性質が真逆のトレードがおすすめです。

仮想通貨やFXのようなトレードが利益につながることもあるので、まずは勉強することをおすすめします。金融市場は全てにおいて繋がっていますから。

 

世間一般的に「安全」と言われる投資手法がいつまでも安全だとは限らないことを理解いただけたでしょうか。

当ブログではFX,仮想通貨関連の記事を多く掲載しておりますのでお時間の許す限り目を通していただければ幸いです。

 

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