「FX」と聞いて難しいイメージを持つ人が多いと思いますが、最近では「自動売買」(EA)で利益を出している人が多くなってきています。
FXの最大メリットはレバレッジをかけられるので運用資金に対してハイリターンが期待できることですが、プログラムを組んで自動売買で放置していても利益獲得できる可能性があることもメリットの一つとして挙げられるのを知っていますか?
FX自動売買(EA)こそ「マネーマシン」として活用しよう
FX自動売買(EA)の特徴
FXの自動売買は、過去のチャートを分析し、チャートのレンジ幅の中で事前に注文しておくトレードになります。
一方で、株式投資は「指値」で注文を出すことはできますが、基本的には1銘柄に対して半永久的に注文を出すことはできません。
常にチャートとにらめっこしながら注文を出す裁量トレードと、事前に注文をしておきチャートの動きに合わせて決済されていく自動売買トレードであれば、ストレスなく時間に余裕をもってトレードができるのは明確ですよね?
注文を出す時に損切りポイントも合わせて注文を出しておくことで、久しぶりに見たら多額の損失を抱えていることも避けることが可能になるので、損失を押さえながらコツコツと利益を出していくトレードには「自動売買」は最適です。
利益を出すには初めのプログラム(注文)が大事になってきますが、最近ではEAと言われるプログラムを購入することが可能で、他人が作ったプログラムで運用することが可能です。
購入を検討する際は、過去の実績(運用利回り)を確認することをおすすめします。
FX自動売買(EA)の仕組み
EAってなに?と思う人が多いかもしれませんが、自動売買の注文のプログラムのことを言います。
このプログラムは既製品もあれば、自分自身で自作することも可能です。
しかし、自作するにはプログラミング技術が必要になるので、プログラミングスキルを持っていない人がすぐに作れるかと言われると難しいです。
また、EAがあればすぐに使えるわけではありません。
MT4(メタトレーダー4)というプラットフォーム上でEAを動かすことになります。
簡単にいうと、音楽プレイヤー(=MT4)にCD(=EA)を入れて音楽を流す(=トレードする)というイメージです。
MT4を使えばバックテストも行うことができるので、注文が正しいかどうかの検証をすることができ、よりリアルな検証ができます。
ただし、ここで注意なのが、あくまで「過去のデータ」を使ってバックテストをするということ。
過去のデータはあくまで過去のことで、今後起こるであろう未来のことは誰にもわかりません。
バックテストで利益が出たからといって必ず利益が出るというわけではないので、バックテスト結果を鵜呑みにすると痛い目をみる可能性があります。
では、EAを購入するにはどれぐらいの値段なのでしょうか。
正直にいうと、値段はピンキリです。
数千円から数万円、時には10万円を超える場合もあります。
10万円以上の高額なEAは詐欺ツールの可能性が高いので、購入する際は十分に注意する必要があります。
完成品を購入するのではなく、「自分でプログラムを作りたい!でも、プログラミングスキルがない」という場合は、EAを作成する会社に依頼することで、自分だけのEAを作ることができるので、それも一つかと思います。
初めてEAでトレードをする場合は、運用実績が比較的安定している完成品を購入することから始めることがおすすめです。
マネーマシンとしての意識が大切
放置していても利益が出るような仕組みができると、心の余裕だけではなく、金銭の余裕も生まれてきます。
資産運用というのは、運用資金が大きければ大きいほど利益を出しやすくなります。
投資の世界では「雪だるま式」とも言われていますが、運用資金10万円が12万円になったら、次は12万円を運用資金として再投資をしていくことが利益の最大化に繋がります。
資金が増えれば増えるほど、再投資先が増えるためリスク分散にも繋がるので、短期目線ではなく長期目線でトレードすることが投資において勝ち組への最短ルートだといえます。
初心者の人でありがちなのが、「今週利益が出た」→「ブランド品を買おう」と言って証券口座からお金を引き出し、使ってしまうパターンです。
それでは利益はなかなか増えていきませんし、常に退場のリスクが伴ってしまいます。
特に自動売買の場合は、事前に注文を出して24時間運用していることもあり、退場ギリギリの中で運用することにはリスクが伴います。
資産運用というのは余剰資金でやることが一番望ましいですが、FXの自動売買は特に資金には余裕があることが望ましいでしょう。
マネーマシンで得た利益は分散させる
では、FXの自動売買で得た利益はどのような投資に分散させるといいのでしょうか。
FXの自動売買という仕組みが好みであれば、通貨ペアを変えることがリスク分散に繋がります。
一つの国にこだわることはリスクが大きく、例えば、米国の大統領選挙やイギリスのEU離脱問題の際に一気に下落する可能性があるため、いろんな国に分散させることで損失を抑えることが可能です。
その他にも、日本経済、世界経済は右肩上がりで成長を続けているので長期目線で個別株への投資も効果的です。
新型コロナウイルスの影響で日経平均株価は暴落しましたが、10ヶ月ぐらいの時間をかけて新型コロナウイルス前の水準にまで戻ってきました。
一時の暴落でも長期目線で考えると右肩上がりで経済は伸びているので、分散投資の一つとして考えるのもいいと思います。
まとめ
ここまでの説明で、「EAの自動売買を使えば簡単に稼げそう」と思ってしまったかもしれませんが、それは大間違いで、そういう人こそ、大きな損失を抱えてしまう可能性が高いです。
「完成品だから」とか「1ヶ月で利益が出たから」といって注文数を増やしてしまうと、一気に退場のリスクがあるのが、FXトレードです。
許容できるリスクの範囲で適正な注文数でトレードをしていきましょう。
自動売買は感情に左右されずコツコツ堅実に利益を上げる可能性があるということがメリットの一つ。
コツコツと利益を伸ばしていくことができる注文にすることで、気づいたころには利益が最大化されている可能性もある、ってのが魅力ですね。
thank you
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